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サイディングの防音性能|遮音性能・窓との関係・外壁材の選び方
サイディングには製品ごとに遮音性能がありますが、住宅の防音性能は外壁材だけで決まるものではありません。サイディング、窓、換気口、下地、断熱材、室内側の仕上げなど、壁や建物全体の構成を含めて考えることが重要です。メーカーが公表する音響透過損失は、主に製品単体の性能を比較するための数値であり、その数値がそのまま住宅全体の遮音性能になるわけではありません。
サイディングの遮音性能は、単純に厚みだけで決まるものでもありません。KMEWが公表する窯業系サイディングの例では、21mm、16mm、14mmなど厚みが異なる製品でも音響透過損失の数値は単純な厚み順にはなっていません。そのため、「厚いサイディングほど必ず防音性能が高い」とは限らず、製品ごとの公表値を確認する必要があります。
窯業系サイディングと金属サイディングにも製品ごとの遮音性能がありますが、一部製品の数値だけで材料カテゴリー全体の優劣を判断することはできません。外壁材を選ぶ際は、遮音性能だけでなく、重量、断熱性、既存外壁の状態、施工方法なども含めて検討します。
道路交通音など外部からの騒音が気になる場合は、外壁材だけでなく窓や換気口などの開口部も重要です。壁面の遮音性能が高くても、大きな窓や換気口など音が通りやすい部分があれば、住宅全体の防音性能はその部分の影響を受けます。内窓、サッシ・ガラス、換気口、玄関なども含めて、音がどこから入りやすいかを確認します。
外壁の張り替えやカバー工法によって壁の構成が変われば、遮音性能が変化する可能性があります。ただし、外壁を重ねたり張り替えたりすれば必ず一定量の防音性能が向上するとは限りません。既存外壁、下地、空気層、断熱材、室内側の壁、窓などの条件によって変わるため、住宅全体で考える必要があります。
サイディングを防音目的で選ぶ場合は、製品単体の遮音性能、外壁全体の構成、窓・換気口、音の種類や侵入経路を確認することが大切です。外壁材の価格や厚みだけで判断せず、何の音がどこから入っているのかを確認したうえで、効果が期待できる部分から対策します。