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サイディングの金具留め・釘留めの違い|厚み・施工方法を解説
サイディングの留付け方法には、外壁材の表面から専用釘で下地へ直接固定する釘留めと、サイディングの合いじゃくり部分に専用の留付金具を掛け、金具を釘やねじで下地へ固定する金具留めがあります。違いは釘頭の見え方だけではなく、外壁材の厚み、使用する部材、下地、端部や開口部の固定方法などにも関係します。
釘留めは、サイディング表面から専用釘を打ち、胴縁や柱・間柱などの所定の下地へ固定する方法です。施工では、板端からの距離である端あき、釘の打込み深さ、下地位置、釘頭のタッチアップなどが重要です。釘を板端に近過ぎる位置へ打ったり、深く打ち込み過ぎたりすると、サイディングの割れや欠け、浮きなどにつながることがあります。
金具留めは、サイディングの合いじゃくり部分へ専用金具を掛け、その金具を釘やねじで下地へ固定します。一般部では釘頭が表面に出にくく、16mm級や18mm以上などの厚型・深彫りサイディングで採用される製品が多くあります。ただし、14mmなら必ず釘留め、16mmなら必ず金具留めというわけではなく、実際の施工方法はメーカーや製品ごとの施工要領に従います。
金具留めでも、サッシまわり、最上段、切断部、細幅部分など、金具を掛けられない場所では釘やねじによる補助固定を併用する場合があります。そのため、「金具留めなら釘をまったく使用しない」という施工方法ではありません。
外壁を固定する力は、サイディングや金具だけで決まるものではありません。サイディングから留付金具、釘・ねじ、胴縁・柱などの下地まで力が伝わることで外壁を支えます。留付け間隔や下地位置も重要で、地域や建物の高さなどによっては、高耐風圧仕様としてねじの併用や留付け間隔の変更が必要になる場合があります。
金具留めと釘留めは、どちらか一方が常に優れているものではありません。基本的には、先に留付け方法を選ぶのではなく、使用するサイディング製品を選び、その製品に指定された金具・釘・ねじなどを使用して施工します。 補修や部分張り替えの場合も、既存外壁の厚み、実形状、留付け方式、使用金具などを確認して適切な施工方法を判断します。
完成後には留付金具や下地の多くが見えなくなるため、施工中に金具の掛かり、固定下地、切断部や開口部の補助固定、板の浮きや段差などを確認することが重要です。サイディングの金具留め・釘留めは、外壁材と建物の下地をつなぎ、外壁を保持するための基本的な施工方法です。