top of page

※以下は、本ページの内容を簡潔にまとめたものです。本文をご覧いただいた方は、読み飛ばしていただいて構いません。

サイディングの横張り・縦張りの違い|見た目・通気・施工方法を解説

サイディングの横張りは外壁材の長手方向を水平に、縦張りは垂直に施工する方法です。違いは外観だけではなく、胴縁の方向、外壁通気構法、目地、継ぎ方、割付け、使用できる製品など施工方法にも関係します。横張りと縦張りのどちらが優れているというものではなく、使用するサイディングの仕様や建物形状に合わせて選ぶことが重要です。

木造住宅の外壁通気構法では、一般的に横張りは縦胴縁、縦張りは横胴縁と組み合わせます。横張りでは縦胴縁によって上下方向の通気経路を確保しやすくなります。縦張りでは横胴縁が通気を妨げないよう、サイディングの裏側で空気や水が上下に移動できる経路を確保する必要があります。

横張りでは水平ラインが外観に現れやすく、施工時は土台水切やスターターを基準として下から張り上げます。最初の水平や縦目地の位置、窓・出隅との割付けなどが仕上がりに影響します。縦張りでは垂直ラインが強調され、最初の板の垂直や建物の高さに応じた上下の継ぎ方が重要になります。

縦張りで壁の高さがサイディング1枚の長さを超える場合は、上下で板を継ぎ、中間水切りなどを使用して納めることがあります。横張り・縦張りともに、壁幅や窓位置、出隅・入隅、目地、役物を確認しながら施工前に割付けを計画することが大切です。縦張りでは特に建物高さ、中間水切り、窓のラインまで含めて検討します。

また、サイディングには横張り専用・縦張り専用・両方向対応の製品があるため、希望する張り方に製品が対応しているか施工要領を確認する必要があります。縦張りだから雨に強い、横張りだから長持ちするといった単純な違いではなく、防水シート、通気層、胴縁、役物などを含めて正しく施工することが重要です。

サイディングの横張り・縦張りを選ぶ際は、デザインだけでなく、製品仕様、外壁通気、胴縁、壁の高さ、窓配置、目地、中間水切り、割付け、防水まで含めて検討します。施工会社の立場では、張る方向そのものよりも、その建物と外壁材に無理なく納まる施工方法を選ぶことが重要です

bottom of page