シングル屋根工事について解説
福岡県筑紫野市の株式会社 大日本絋産では、アスファルトシングル屋根の新築施工をはじめ、葺き替え、カバー工法、部分補修、雨漏りへの対応などを行っています。
アスファルトシングルは、薄く柔軟性のあるシート状の屋根材で、軽量ですっきりとした外観に仕上がるのが特徴です。複雑な屋根形状にも対応しやすく、住宅だけでなく店舗や施設などでも使用されています。一方で、強風によるめくれや表面石粒の状態、接着・固定方法など、施工や点検で確認したいポイントもあります。
本ページでは、アスファルトシングルの特徴や代表的なメーカー・製品、瓦・コロニアル・金属屋根との重量や耐震性の違い、施工方法、メンテナンス、葺き替え・カバー工法について分かりやすくご紹介します。

※以下は、本ページの内容を簡潔にまとめたものです。本文をご覧いただいた方は、読み飛ばしていただいて構いません。
筑紫野市のアスファルトシングル屋根工事|特徴 ・施工・補修・カバー工法を解説
アスファルトシングルは、ガラス繊維などの基材にアスファルトを含浸・塗覆し、表面を粒状石などで仕上げたシート状の屋根材です。軽量で柔軟性があり、曲面や複雑な屋根形状にも対応しやすいこと、表面石粒による独特の陰影や質感を持つことが特徴です。一方、強風時のめくれや端部の浮き、接着・釘留めの状態、表面石粒の落下など、アスファルトシングル特有の確認ポイントもあります。
住宅金融支援機構の令和5年度フラット35住宅仕様実態調査では、調査対象となった新築一戸建て木造軸組住宅で、**アスファルトシングル葺の使用割合は3.2%**でした。同調査ではガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板52.5%、スレート瓦27.3%、粘土瓦11.0%となっており、日本の新築住宅ではシングル屋根は少数派です。ただし、採用割合が低いことと屋根材としての性能は別であり、軽さ、加工性、意匠性、屋根形状への対応力などを理由に選ばれることがあります。
アスファルトシングルは屋根材の中でも軽量な部類に入ります。ニチハの「アルマ」では、一般的な平板陶器瓦の約30%、化粧スレート屋根材の約60%の重量と案内されています。屋根を軽くすると建物上部の重量を抑えやすく、地震時に建物へ作用する力を小さくする方向に働きます。ただし、住宅の耐震性能は屋根材だけで決まるものではなく、耐力壁、接合部、基礎など建物全体の構造を含めて判断します。
国内で使用される代表的なアスファルトシングルには、ニチハ「アルマ」、田島ルーフィングのシングル製品、オーウェンス コーニングの製品などがあります。アルマは2層構造と粒状天然石によるグラデーションを特徴とし、新築だけでなく葺き替えや重ね葺きにも対応しています。ページ掲載時点では、厚みは凸部6mm・凹部3mm、標準価格7,280円/㎡(税抜)とされています。製品ごとに寸法、重量、施工可能勾配、固定方法、接着方法などが異なるため、実際の施工では採用する製品の施工基準を確認します。
シングル屋根は「屋根に貼り付けるだけ」の材料ではありません。施工では、まず野地などの屋根下地の乾燥状態や不陸を確認し、下葺き材による防水層を施工します。その後、軒先のスターターから割付けを行い、メーカー指定の位置へ釘で固定し、必要な部分にはセルフシーラントやシングルセメントなどによる接着を併用します。棟、けらば、谷などの端部や取り合い部分では、棟材や板金、水切りなどを適切に納める必要があります。
特に重要なのが耐風施工です。アスファルトシングルは柔軟で加工しやすい一方、固定や接着が適切でなければ、台風や強風時に端部が浮いたり、めくれたりする可能性があります。屋根材本体の性能だけでなく、釘の位置・本数、接着量、重ね寸法、端部処理、下葺きなどをメーカーの施工基準に従って施工することが重要です。また、アスファルトは温度によって硬さが変化するため、製品によっては低温時の施工方法や接着条件にも注意が必要です。
表面に使用されている粒状石が少量落ちること自体は、必ずしも直ちに施工不良や屋根材の寿命を意味するものではありません。 アスファルトシングルでは一定の石粒落ちが生じる場合があります。一方で、石粒の脱落が著しく下地が露出している、屋根材の端部が浮いている、めくれ・剥離・割れが複数ある、強風後に屋根材がずれたり飛散したといった場合には状態確認が必要です。
雨漏りがある場合も、シングル材だけを確認すればよいわけではありません。屋根は仕上げ材・下葺き材・野地などの下地・棟や谷などの役物を組み合わせて雨水を処理しています。そのため、天井や小屋裏に雨染みがある場合や、築年数が経過して下葺き材の状態が分からない場合には、表面の屋根材だけで原因を決めず、屋根全体の構成を確認します。
既存屋根の改修では、**葺き替えとカバー工法(重ね葺き)**の両方が候補になります。葺き替えは既存屋根材を撤去するため、野地板や下葺き材など内部の状態を確認し、必要に応じて下地から補修できることが利点です。カバー工法は既存屋根材を残し、その上から新しい屋根材を施工するため撤去量を抑えやすく、軽量なアスファルトシングルは既存スレート屋根のカバー改修で使用されることもあります。ただし、下地の劣化、既存屋根材の種類、屋根勾配、屋根形状などによってカバー工法を採用できない場合があります。
そのため、アスファルトシングル屋根の改修では「軽いからカバー工法」「石粒が落ちたから葺き替え」と工法を先に決めるのではなく、屋根材本体、接着・固定状態、下葺き材、野地、棟・けらば・谷、雨漏りの有無を確認して工事範囲を判断します。材料の軽さや柔軟性だけではなく、下地と雨仕舞まで含めた施工が屋根性能を左右します。
株式会社 大日本絋産では、筑紫野市を拠点にアスファルトシングル屋根の新築施工、葺き替え、カバー工法、部分補修、雨漏り対応などを行っています。屋根材だけではなく、必要に応じて下葺き材、野地などの下地、棟・谷などの板金、雨樋まで確認し、建物と既存屋根の状態に合わせて工事内容を検討します。
このページで押さえておきたいのは、アスファルトシングルは「軽い屋根材」というだけではないという点です。軽量性、柔軟性、意匠性、カバー工法への適性といった特徴がある一方で、耐風性能を確保するための固定・接着、低温時の施工、端部処理、下葺きといった施工品質も重要です。屋根材単体ではなく、下地から仕上げまでを一つの屋根システムとして考えることが基本です。